ひなのちゃんの「いのちの授業」 本気で語った姿に感無量

2008年05月22日

ひなのちゃんの話を朝日新聞に書きました。

 

2008年4月5日 土曜日 豊後ジャーナル

 

 

 


「中学校の保健室のおばさん」を退職して1年になる。

 

昨年の今頃は、よっし!今から日本中を歩いて、

「いのちの授業ごっこ」をしよう!

と、はりきっていたのに、あっという間に乳がんは転移し、

ただいま抗ガン剤の治療中。

 

 

毎週通院して、点滴を受けながら、

「あとどのくらい残された時間があるんかな?」と、

つぶやきながらスリル満点の日々を送っている。

 


転移の告知を受けたのは、昨年の5月。

医師から、「今のうちに好きなことをしてくださいね」と言われたので、

県内外の親友の教師が勤める学校へ行って、

子ども達に「いのちの授業」をして歩いた。

 

 

犬も歩けば棒に当たるというけれど、あたしも、いろんな棒に当たり、

飛び込み授業はどこでも、もーなおもしろかった!

 

 


中でも、がんと向き合いながら学校に通っている子ども達との出会いには、

どれだけ励まされたことか。

 

 

眼のがん、血液のがん、卵巣がん…

再発しながら今を生きている子ども達が、あちこちにいた。

 

 


県南の海辺の小学校で出会ったひなのちゃんは、その中の一人。

今でも交流が続いている。

 

 

 

昨年の秋に教室へ授業に行ったときは、彼女のことは詳しく知らなかった。

数日後、自宅の郵便ポストに届いていた手紙で病気のことを知った。

 

 


「山ちゃん、私は「急性骨髄性白血病」という病気に1年生の時になりました。

4年生の時、再発しました。

1年生の時、白血病という病気がわからなかったけれど、

ドラマで知って私は、「死ぬ病気なんだ」と思いました。(略)

でも、山ちゃんや私は、再発をしても、まだ、ここに生きています。

私が山ちゃんすごい と思ったことは、病気が治らないと言われたあとに、

「いのちの授業」をしたことです。(略)

山ちゃん、これからも手紙を送ります。

だから元気でいてね!命の授業をしてくれてうれしかったよ。

山ちゃん、ありがとう!!」

 

 


先日ひなのちゃんが汽車に乗って会いにきてくれた。

 

「山ちゃん、私、卒業前にクラスの友達に自分の病気のことを話したんよ」

 

「なんで?」

 

「教室にはいろんな子がおる。死ね!とかふざけて言う子もいるし、

自分の言いたいことを言えずにじっと耐えている子もいる。

本当に今のままでいいんか?ちゅうことを今、考えてほしかったんや」

 


小児病棟で亡くなったいった友達の顔を、

思い浮かべながら泣きながら訴えたひなのちゃん。

本気で語り、本気で受け止めた子ども達。

 

 

これこそ、ホンモノのいのちの授業ちゃね!




コメントをどうぞ!

ひなのちゃんよく頑張ってますね。負けなかったのですね。
命の尊さを知っているのは、年齢に関係ないんですね。ステキなひなのちゃん。
本当に簡単に「死ね」って言葉が氾濫しているのはゲームのせいでしょうか。命がリセットできると思っているモンスターもいる。
ひなのちゃんはなんてステキな「命の授業」をしてくれたんでしょう!

投稿者Rosemary:2008年05月29日 07:56