種村エイ子先生【鹿屋上映会】報告

2009年06月15日

鹿児島市内での映画上映と違って、誰もナマ山ちゃんに会ったことがないという

鹿屋で上映会をするのは大変だったのではないかと思います。

 


あえてなんとか関連づけようと思えば、中心になってくれた

鹿屋子ども劇場の吉永さんは、

大分の中津市出身、山ちゃんと同郷みたいなもの。

同じく子ども劇場の鶴園さんは、

松元ヒロさんを通じて、おはなしPO絵夢の川添さんは、

ブックドクターあきひろさんを通じて、

間接的に山ちゃんを知っているという関係。

 

しかし、偶然見たテレビで山ちゃんファンになったメンバーは

ひそかに山ちゃんにいつか鹿屋に来てもらいたいね、と願っていたそうです。

それがかなわぬことになった今、せめて映画で山ちゃんと会いたいと、

音楽にも造詣の深い小児科医師の松田幸久先生を実行委員長に、

この春から上映の準備を始めました。

 

松田先生は、試写会のときから涙ぼろぼろだったそうです。

ご自身も長い間、小児がんの子どもたちのターミナルケアに

携わってこられたので、ホスピスでの演奏会で、医師の処方する薬と

同じように患者さんの心を癒してくれる音楽の力に共感されたようです。

 

実行委員のメンバーは、大隅療育ネットワークや

子ども劇場やおはなし会など、日頃この地の子どもたちのために

頑張っている人たち。

しかし、この映画は、子どもより大人に見てもらいたいと、

手分けしてテレビ局や新聞社に協力してもらって宣伝しました。

 

試写会のときに、山ちゃんのことを何も知らない人には

事情がわかりづらいかも、ということで、映画の前に、

私が山ちゃんのこと、エリックとの出会いで映画が

つくられた背景などをお話させてもらいました。

 

短い時間でしたが、いちばんウケたのはこのブログにある

『ドタキャンのピンチヒッター』だったという

「山ちゃんの“見合い恋愛”物語」「父の思い出話」のなかの

 

「いいか、みんながみんな勉強して大学へ行ったら、

町に菓子屋になる子がおらんごとなるき、そりゃ困る。

世の中には、政治家も学校の先生も弁護士さんも必要じゃが、

おんなじように、菓子屋も魚屋も文房具屋も必要なんじゃ。

勉強ができる子がいてもいいけれど、

勉強ができん子もおってくれんと困るんじゃ。 」

という箇所です。

 

山ちゃんは、こういうお父さんに育てられ、

真ちゃんというつれあいに巡り合ったからこそ、

あんな素敵な生き方が貫けたと伝えたかったのです。

 

会場は、音響がとてもよく、エリックのチェロが最高の環境で

響き渡りました。

チェロの魅力に改めて気がついた方が多かったようです。

 

上映後は、みなさんハンカチをにぎりしめて、

「こんな泣ける映画だとは思わなかった」と話していました。

 

 

詳しい感想は、吉永さんが持っています。近く大分に行くので、

お世話になったシネマ5に持参するとのことです。

 

種村エイ子

 

 




コメントをどうぞ!

種村先生

先生の文章を読んで、また感激しています。
縁あって「山ちゃん」に出会えたこと
(直接にはお会いしてませんが)、そして
この上映会に関わることのできたことを幸せに思います。
種村先生、そしてお世話になった皆様、
本当にありがとうございました。

投稿者鹿屋子ども劇場 吉永:2009年06月15日 23:35

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