山ちゃんの“見合い恋愛”物語 第3話

2008年06月24日

「それ、ワシが食べていいですか?」

 

(写真有り)


 

どうしてスパゲッテイをたのんだのかわからないけれど、

 

二人とも慣れないフオークを使ってランチをした。

 

けれど、ウブな?私は、胸いっぱい。

 

緊張して半分残していると…真ちゃんがそのお皿をのぞいてこう言った。

 


「それ、食べんのですか? もったいねえ。

 

ワシがもろうて食べていいですか?」

 

 


真ちゃんは、私の残したスパゲッテイを、あたりまえの顔して食べてしもうた。

 

パクパク食べる真ちゃんを見て、こんなにおいしそうに食べる人なら、

 

きっとイイ人じゃろうと思った。

 

 

食べ終わると真ちゃんは言った。

 

「えっ~と、今から、どこか行きたいところはないですか?」

 

「あのう…この近くに障害を持ったこどもたちの

 

ボランテイアをしている会があって、あたし、

 

そこで運動会の準備をしているんですが、

 

紅白の大玉転がしの玉がまだできてないんで創りたいです。

 

あたし、運動会の実行委員長なんです」と言うと、

 

 

「じゃあ、行きましょう!」と言って、すぐに移動。

 

午後から夕方まで、二人でひたすら紅白の紙を貼る作業をした。

 

運動会の大玉ころがしの玉。これを真ちゃんと紙を貼りました。

運動会準備の様子。右端が山ちゃん。後ろ姿が真ちゃん。

 

 

これが最初のデートだった。

 

 

 

帰りの車の中で、真ちゃんはこう言った。

 


「あの…ぼくは、あなたと同じ活動はできませんが、

 

あなたがやりたいことの邪魔はしません」

 

「せっかく仕事を続けるなら、大分県で一番よくやっているといわれるくらいの

 

養護教諭になってくださいね」

 

 

それっていいじゃん!!それでよし!と心の中で思った。

 

 

 

帰宅したら、父がいつものように工場で、お菓子を創っていた。

 

「泉、どうじゃったか?」と言うので

 

「ありゃ、良かったで~」と言った。

 

父はニコっと笑った。

 

 


その日の夜、真ちゃんから電話がかかった。

 


「今日はありがとうございました。実は、ひとことお礼が言いたくて。

 

今日私の車に乗るときに、くつの裏についた泥を落としてから乗ってくれましたね。

 

私は、それが嬉しかったんです。

 

私の車は役場では、一番ボロな中古の車です。

 

その古い車に乗るのにくつの泥を落として乗ってくれたのが

 

嬉しくて…電話しました。ありがとうございます。」と言うのだ。

 


 

そういえば…ちょうど雨上がりだったから、

 

土がいっぱい靴についていたので、トントンと落として乗ったっけ?? 

 

そんだけのことなのに、えらく喜んでいた。

 

 

 

つづく!

 




コメントをどうぞ!

なれそめを拝読しただけなのに
感動してうるうるしちゃいました。(涙腺が弱いもので…)
泉さんのような方もなかなかいませんが
真ちゃんのような方もなかなかいませんね!
出会うべくして出会った2人という感じがします。
いいお話をありがとうございます。
好奇心旺盛なもので
その先も楽しみにしていますね!!

投稿者小田原 A.M:2008年06月25日 20:47

山ちゃん、御無沙汰しております。只今、鹿児島で夏に開く全国大会の準備で大忙し。この山ちゃんブログで毎日元気をもらっています。

真ちゃんとのなれそめ話。いいなあ…。断片的には聞いたことがあるけれど、やっぱり素敵な出逢いだったんですね。

そうそう、真ちゃんのコラムもとってもよかったです。

投稿者村末勇介:2008年06月25日 22:48

なんて素敵なお二人なんでしょう!いろんな偶然があって、でも神様がこの二人を出会わせようとしてくれたような気もする・・・
続きが楽しみです。無理のない範囲で早く続きを読ませてくださいね(プレッシャー?)

投稿者みどり:2008年06月25日 23:24