エリック=マリアとの出会いについて
お正月(1月3日)に、パリの友人がきてくださることになりました。
私の住む昭和の町で、 コンサートをします。よかったらおいでください。
クラシックの好きな方へ、チェロの好きなかたに
お知らせくださるとうれしいです。
なお、チエリスト エリック=マリアとの出会いについての
物語を書いた文章を添付しています。
よかったら読んでください。
「あらがうことのできない魔法にとりつかれたように」
エリック=マリア・クテュリエ コンサートのご案内
名前を言うだけで、舌がまわらなくなるような、
フランスのチェリストが、お正月に山ちゃん家に
来てくれることになった。
友達は、あたしのことを
「出会いの達人」
「転んでもただでは起きないおばさん」
などと言っておもしろがっているけれど、
偶然に偶然が重なって、エリック=マリアとパリで出会った。
●“花の都パリ”へ
それは、今年の夏休みのできごとだった。
2度目の乳がん再発、転移に、すっかりめげていた私に、
さやちゃん(フランスに住む友人)から電話がかかった。
「泉さーん、また悪くなったんだって? じゃ、今のうちに遊びにおいでよ」と
かる~く誘うさやちゃんもさやちゃんだが、
「うん。行くわ」
とすぐに答えるあたしも、ヘン?。
「残された時間は好きなことをしたほうがいい」と
医師から言われたことを思い出し、
「今のうちに退職金をスカッと使い、
さやちゃんに会いに行こう!」と
アッサリ決めたちゃった。
彼女自身も、数年前に乳がん手術をした“がん友達”。
会いたい人には、早めに会っておこうと思ったの。
水戸黄門だって、旅には「スケさん、カクさん」を連れていた。
治療中のあたしは、カズ(息子)とマミ(娘)をお共に、
2週間の豪遊(体調が心配だったのでエアフランスのビジネスクラスで)に出発した。
最初の1週間は、さやフアミリーが住んでいる
アンジェ(古き良きフランスが残っているきれいな町)に
滞在し、後半の1週間は花の都パリヘ。
どちらも、もーな(すっごく)楽しかった!
●“天才チェリスト”との出会い
さて、パリでの出来事。
上野さん(NHKのデイレクター)から、携帯に電話がかかった。
「今日から3日間、仕事の打ち合わせでパリにいるので、
よかったら夕ご飯でも食べない?
たしか…山ちゃんファミリーも、パリでしょ?」
某テレビ番組がご縁で一度会っただけの上野さんだが、
めっちゃおもしろい人だったので、
パリ再会を喜び「行く~!行く~!」と、くっついてまわった。
昼間は家族で観光。
夜は上野さんの友達んちでパーティ。
ワインとチーズと音楽で、こんなに楽しめるの!?と、
私は、目からウロコの日々だった。
囁くようにおしゃべりしながら、ゆったりワインを飲むパリの芸術家たち。
そーなんです。上野さんの友達は、
パリで天才と言われるピアニストやチェリストだったのです。
自宅で生演奏を聞きながら、一緒にすごした日々。
あたしって運がいいよね!
エリックマリアんちに遊びに行った時も、
通訳の綾ちゃん(とびきりの美人!)が、ずっと一緒にいたので、
乳がんのこと、いのちの授業のこと、保健室のことなど、
通訳してもらいながら、
酔っぱらっていい気持ちでペラペラしゃべっちゃった。
すると、エリックマリアがこう言った。
「最後の1曲、あなたのために弾こう」と。
バッハの無伴奏ナントカとかいう曲だった。クラッシックのことは、
ぜんぜん知らない私が言うのもなんですか、
とってもきれいな音色だった。
心にジンジ~ンきて、涙がぽろぽろこぼれた。
チェロって体にいいみたい。
●お別れの日に
お別れの日の夜のことだった。
タイ料理の店で綾ちゃんたちと、
おいしいディナーをしていたら、
突然レストランのドアが開いた。
エリックマリアだった。
明日、日本に帰る私達3人に会いにきてくれたんだって。
うれしかったなあ~。
カズが立ち上がって、ごあいさつをした。
「エリックマリア、そしてみなさん、感動的な
パリの夜をありがとう。
実は、フランスに行く前にボクはマミと
『今度の旅行は、お母さんがたくさん笑顔に
なってくれる時間にしよう』と
話し合ってきました。
母はがんが転移し、ずっと治療を続けています。
そんな状態なので、なおさら母が喜んでくれる
旅にしたかったです。
ふりかえってみたら、母が一番いい笑顔をしていたのは、
すばらしい建物をみたときでもなく、
美しい絵を見たときでもなく、
あなたたちに会っている時でした。
その瞬間が最高の笑顔でした。
ボクとマミの二人だけではできなかったことを、
みなさんたちがプレゼントしてくださいました。
おかげさまで、一生忘れられない旅行になりました。
心から…ありがとう」
カズは、ウルウルしながら言葉を詰まらせ、涙声だった。
●願いをかなえるために
エリックマリアが言った。
「カズ、あなたは幸せです。
私は、幼い頃に病気で母を亡くしました。
私は、母を助けてあげることができなかった。
母と旅行をしたこともないです。
父は2年前からがんです。
カズ、マミ、いい旅になって本当に良かったね。」
そして、かばんをゴソゴソさぐってこう言った。
「三島由紀夫の戯曲、『班女』にこんな場面があります。
もう一度会いたい人に、自分の持っている扇子を預けるのです。
『次に会った時にそれを交換しよう』と願って。
すると、願いがかなって再会することができる。
私の持っているこの扇子をあなたに預けよう。
あなたも何か私に…」
と言ったら、
マミが、お財布から5円玉を出して、
「ご縁がありますように、これを」と手渡した。
●「日本の南に吸い寄せられて」
帰国して1ケ月後、エリックマリアからメールが届いた。
(もちろん、綾ちゃんが訳した日本語つきのメール)
『親愛なる泉さんへお預かりした5円玉は、
とても大切にしており、僕の部屋のチベットの鉢の中で、
僕が家にいるとき、毎日とても良い音色を出します。
どこかでこの5円玉も泉さんの痛みの軽減に役にたっているよう、
僕は祈っています。
(中略)
暮れに仕事で日本(京都)へ行きます。
日本の南に吸い寄せられるという、
あらがうことのできない魔法にとりつかれたように、
泉さんに会いにチェロと共に大分へ行きます。
僕の、ほとんど始めてのちゃんとした日本旅行を、
僕は待ち、綾に準備してもらっています。
年末に向けて、メキシコ、スペイン、
そしてフランスでのコンサートにがんばります。
いっぱいの友情を込めてエリックマリア』
自宅でわたしだけが聞かせていただくのは、
もったいなくて…ご案内申しあげます。
よろしかったら、1月3日に昭和の町でチェロを聞きませんか?
山田泉より
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いずみさん
ギタリスト矢野ピーの友人、『ももりん』こと、池上由紀です。
中央公民館の講演会、ずっと楽しみにしていたけど、すばらしかったよ~!!!
お疲れ様。ゆっくり休まないとね~。
24日の別府コミニュティーセンターは、78歳の母(元小学校教師)も行きたいと言っていますのでよろしくね。
チェロのコンサートもぜひ参加させてください。 全員で七名ですが可能ですか? 多すぎるかな???
投稿者池上由紀:2007年12月15日 02:25
ももりんさん、ありがとう!!7名できてくださるなんてうれしい!!
ただ…夜の部は定員いっぱいなので、午後2時からの部でいいですか?
急きょ追加公演として、同じ日の1月3日、午後2時から(1時半開場)豊後高田市のホテル清照(電話0978-24-1611)で、おこないます。昼の部でよろしかった、席を確保いたします。お返事待っておりま~す!!なお、ホテル清照は、豊後高田市の唯一のホテルなので、わかりやすいです。ご安心ください。
投稿者山ちゃん:2007年12月17日 20:37
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